金沢での抗がん剤治療3コース目が延期になったので、その間に体力を回復するため、と友人夫妻が私と家内を食事に誘ってくれました。お店は、神楽坂にある大阪押し寿司の店です。
外装も内装もイタリアンやフレンチの店のようで、とても寿司屋さんとは思えない素敵な店です。店内には洒落た絵などが飾ってあります。
普通の寿司屋さんにありがちな魚拓

ではありません(笑)。ガラス張りの向こうに厨房があり、そこにはパティシエがいてもおかしくないくらいです。
昨日まで余り食べられなかったので、どれくらい食べられるか不安でしたが、おそるおそる口に運んでいるうちに、ナント、一人前以上に食べてしまいました。これには、私も家内もビックリ

。とっても美味しかったです

。
余り調子の良くない私のことを思って、ゆっくりと時間をかけて負担にならないように少しずつ摘めるものを選んでくれたのです。とっても細かい心遣いに感謝です。
この友人は先月も、2コース目の抗がん剤治療のために金沢へ行く前に、体力アップのために鰻重をご馳走してくれました(その時の記事「司法書士とうなぎ」は
こちら)。
たびたびこのブログにも登場していますが、この友人Sさんと私は高校も大学も同じであり、大学ではSさん夫妻も私達夫婦も同じサークルで過ごしました。それぞれが家庭を築いてからも付き合いは途切れることなくズーっと続いています。
そのため、若い頃のやんちゃなエピソードなどもお互いに全部知っており、友人という枠を超えた存在となっています。
この食事会には、もう一つ友人の温かい気持ちがこもっています。それは、雨のため私の体を気遣って車で迎えに来てくれ、ドライブがてら桜を観ながら行こうよと、神楽坂にある店までのコースを考えてくれていました。
最初は単純に桜を観るためにあちらこちらに寄るコースなのかと思っていましたが、実は私の思い出の場所を巡るコースだったのです。
往きは、一時よく爆竹で遊んだストリートを通り、桜で有名な神社を眺めつつ神楽坂へ。帰りは、母校である高校と大学の前を通り、新宿、原宿、渋谷の繁華街を通り、母校の小学校の前を通ってきました。
友人夫妻に本当に感謝です。息子さんは、よちよち歩きの頃に私の地元の祭りに遊びに来ていたことを憶えていて、今年の秋の祭りにはぜひ来たいと言っているそうです。
それまでには胃を切って体力を回復させておかないと。。。最近、調子が良くなくて少しめげていましたが、また一つ目標が増え、頑張る気力が湧いてきました。
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