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紅光

Author:紅光
紅光(男、54歳)です。
2013年12月にスキルス性胃ガン(ステージIV)の告知を受け、闘病生活が始まりました。

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いろいろな治療法

昨日の記事「新薬 ラムシルマブ」に対して匿名でコメントをいただきました。そのコメントに対して返信した内容を少しアレンジして今思うことを書きます。

腹膜播種を伴うスキルス性胃ガンの病期(ステージ)はIVであり、一般に外科手術不適応となります。そのため、標準治療では化学療法、すなわち抗がん剤治療による延命治療を行うのが一般的です。

従って、主治医は告知した後、手術不能のため抗がん剤治療を勧めてきます。通常、患者は、告知の時点でスキルス胃ガンやその治療法に詳しいわけではなく、と言うよりも全く無知であるため、主治医の勧めに従って抗がん剤治療を開始します。

主治医から勧められる治療法はそれだけであり、それゆえ患者は抗がん剤治療が最善だと思うからです。そして、ファーストラインの治療がすぐに開始され、気がつくとセカンドラインに至ってしまいます。

じきに、サードライン、フォースラインと進み、やがて使える抗がん剤がなくなり、緩和ケア行きを宣告されます。つまり、治療終了です。

このように、ステージIVにおける抗がん剤治療は、決して治ることを前提としたものではなく、延命やガンの症状緩和を目的としたもののようです。

一方で、抗がん剤が奏功して腹膜播種が消滅したら外科手術を行い、病巣を取り除く治療を行う病院(ドクター)もあります(います)。いわゆる術前化学療法を行って外科手術に持ち込む治療法です。

術前化学療法では、抗がん剤の経口摂取や静注による全身化学療法の場合もあるし、例えば先進医療として行われているような腹腔内に直接、抗がん剤を投与する局所的な化学療法もあるし、それらを組み合わせた治療法もあります。

告知後、医師の勧めに従って抗がん剤治療をしながらネットなどで病気に関する情報を検索しているうちに、上述したような腹膜播種があっても術前化学療法によって手術可能になる可能性があることや、腹膜ごと病巣を切除する手術法があることなど、標準治療以外の治療法が存在することを知ります。

しかし、上述したような攻めの一歩を踏み出す治療法を受けるには、告知後すぐ、例えば抗がん剤治療が始まる前、始まっていても1、2コース程度、期間にして告知後1~2ヶ月間程度の間にそのような情報に巡り会う必要があります。セカンドラインやサードラインになってからでは遅いのです。

既にセカンドラインやサードラインに移行していると、腹膜播種に効く抗がん剤に対する耐性ができていたり、スキルス性胃ガンの場合は特に進行が速いので他の臓器に転移していたりします。そうなると、やはり手術不適応となってしまい、抗がん剤治療を続けるしかなく、積極的な治療の選択肢はなくなります。

実際に私はファーストラインが終わろうとしている時に転院をし、腹膜播種の消滅もしくは縮小を狙って全身化学療法としてセカンドラインに移行するとともに、効かなくなりつつあるファーストラインで使った抗がん剤を腹腔内に直接投与しています。

転院先の先生からは「何故もっと早く来なかったの?」と言われましたが、幸いにも他の臓器に転移がないこと、使える抗がん剤が残っていること、腹膜播種の程度が軽いこと、などの理由で転院を受け入れて貰えました。しかし、転移があったり使える抗がん剤がない状況であれば、当然のことながら転院を断られていたでしょう。

もし腹膜播種があってステージIVであっても、他臓器への転移がなく病状や抗がん剤治療が進む前であれば、上述したように、標準治療以外の選択肢があります。そのような状態のステージIVの患者が他の選択肢があるのを知らずに標準治療のみを続けていき、選択肢がなくなってしまうのは残念です。

ステージIVに限って言えば、標準治療からはずれる治療法であっても、例えそれが万人に効くわけではないが一部の人には効果が見込める治療法であるのならば、標準治療を始める前に、主治医が患者にメリット・デメリットを十分に説明し、患者が自己責任のもとで治療法を選択し得るような臨床の現場があってもよいのかな、と思います。

主治医は告知後、安易に標準治療を始めるのではなく、幾つもの可能性を示して、患者と共に治療法を選択してほしいと願っています。そのような環境が整うまで、NPO法人希望の会が、告知を受けた患者にそのような情報をいち早く届けることができればいいな、と思っています。

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