プロフィール

紅光

Author:紅光
紅光(男、54歳)です。
2013年12月にスキルス性胃ガン(ステージIV)の告知を受け、闘病生活が始まりました。

カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

にほんブログ村

人気ブログランキング

ペイパービューランキング

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

QRコード

QR

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

いろいろな治療法

昨日の記事「新薬 ラムシルマブ」に対して匿名でコメントをいただきました。そのコメントに対して返信した内容を少しアレンジして今思うことを書きます。

腹膜播種を伴うスキルス性胃ガンの病期(ステージ)はIVであり、一般に外科手術不適応となります。そのため、標準治療では化学療法、すなわち抗がん剤治療による延命治療を行うのが一般的です。

従って、主治医は告知した後、手術不能のため抗がん剤治療を勧めてきます。通常、患者は、告知の時点でスキルス胃ガンやその治療法に詳しいわけではなく、と言うよりも全く無知であるため、主治医の勧めに従って抗がん剤治療を開始します。

主治医から勧められる治療法はそれだけであり、それゆえ患者は抗がん剤治療が最善だと思うからです。そして、ファーストラインの治療がすぐに開始され、気がつくとセカンドラインに至ってしまいます。

じきに、サードライン、フォースラインと進み、やがて使える抗がん剤がなくなり、緩和ケア行きを宣告されます。つまり、治療終了です。

このように、ステージIVにおける抗がん剤治療は、決して治ることを前提としたものではなく、延命やガンの症状緩和を目的としたもののようです。

一方で、抗がん剤が奏功して腹膜播種が消滅したら外科手術を行い、病巣を取り除く治療を行う病院(ドクター)もあります(います)。いわゆる術前化学療法を行って外科手術に持ち込む治療法です。

術前化学療法では、抗がん剤の経口摂取や静注による全身化学療法の場合もあるし、例えば先進医療として行われているような腹腔内に直接、抗がん剤を投与する局所的な化学療法もあるし、それらを組み合わせた治療法もあります。

告知後、医師の勧めに従って抗がん剤治療をしながらネットなどで病気に関する情報を検索しているうちに、上述したような腹膜播種があっても術前化学療法によって手術可能になる可能性があることや、腹膜ごと病巣を切除する手術法があることなど、標準治療以外の治療法が存在することを知ります。

しかし、上述したような攻めの一歩を踏み出す治療法を受けるには、告知後すぐ、例えば抗がん剤治療が始まる前、始まっていても1、2コース程度、期間にして告知後1~2ヶ月間程度の間にそのような情報に巡り会う必要があります。セカンドラインやサードラインになってからでは遅いのです。

既にセカンドラインやサードラインに移行していると、腹膜播種に効く抗がん剤に対する耐性ができていたり、スキルス性胃ガンの場合は特に進行が速いので他の臓器に転移していたりします。そうなると、やはり手術不適応となってしまい、抗がん剤治療を続けるしかなく、積極的な治療の選択肢はなくなります。

実際に私はファーストラインが終わろうとしている時に転院をし、腹膜播種の消滅もしくは縮小を狙って全身化学療法としてセカンドラインに移行するとともに、効かなくなりつつあるファーストラインで使った抗がん剤を腹腔内に直接投与しています。

転院先の先生からは「何故もっと早く来なかったの?」と言われましたが、幸いにも他の臓器に転移がないこと、使える抗がん剤が残っていること、腹膜播種の程度が軽いこと、などの理由で転院を受け入れて貰えました。しかし、転移があったり使える抗がん剤がない状況であれば、当然のことながら転院を断られていたでしょう。

もし腹膜播種があってステージIVであっても、他臓器への転移がなく病状や抗がん剤治療が進む前であれば、上述したように、標準治療以外の選択肢があります。そのような状態のステージIVの患者が他の選択肢があるのを知らずに標準治療のみを続けていき、選択肢がなくなってしまうのは残念です。

ステージIVに限って言えば、標準治療からはずれる治療法であっても、例えそれが万人に効くわけではないが一部の人には効果が見込める治療法であるのならば、標準治療を始める前に、主治医が患者にメリット・デメリットを十分に説明し、患者が自己責任のもとで治療法を選択し得るような臨床の現場があってもよいのかな、と思います。

主治医は告知後、安易に標準治療を始めるのではなく、幾つもの可能性を示して、患者と共に治療法を選択してほしいと願っています。そのような環境が整うまで、NPO法人希望の会が、告知を受けた患者にそのような情報をいち早く届けることができればいいな、と思っています。

<< 明日、金沢へ | ホーム | 新薬 ラムシルマブ >>


コメント

医療に興味がある30代男性です。

東京のある大学病院でスキルス胃ガン(転移あり)で腹腔内化学療法+経口抗がん剤による化学療法を行ってから、原発巣の手術を施行して良好な経過の症例があるようです。

関西にもスキルス胃ガンに対して、温熱化学療法や術前化学放射線療法+腹腔内化学療法を施行して良好な治療成績が出ている大学病院や病院がると聞きます。
拡大手術や術中に抗がん剤をお腹の中に撒く治療で長期生存例があるようです。
腹腔内化学療法は標準治療ではないので、ほとんどの病院で経口抗がん剤+プラチナ系の化学療法を施行しています。

全く同感です。告知を受ければ、必死になって調べますから、いくらかの知識を得て、そして絶望するのがスキルス性胃がんのⅣ期患者です。手術はしてもしなくても生存期間は変わりないというエビデンスがしっかりと書かれています。でも、それは標準治療でのことなんですよね。私たちはがんセンターの腫瘍内科にかかってしまったために、手術への希望も捨て、諦めてしまいました。あのとき、手術の可能性は0ではないと、お医者様が言ってくれていたらどちらにするか?と考えるチャンスがあった。本当に、悔しい。自分が悪いのだけれど、自分で探すしかない治療って悲しい。リスクは自分で負うから、せめて教えて欲しい。どんな選択肢があるのかを。結局、先輩患者さんからしか情報を得られないなんておかしいと思う。

自分の時は

 4年前のおぼろげな記憶と覚え書によって書いてます。
手術前にCT、造影、内視鏡検査を何回か受け、ステージ3Cと診断され胃の全摘手術を受けました。
しかし摘出した臓器、リンパ節の検査でステージ4と宣告。
理由は、スキルスと言う癌で外壁まで進行、37個のリンパ節の18個に転移と言う事でした。
当時大して予備知識が無かったが、手術前の検査で何で解らなかったのかと不信感を感じました。
 希望の会に入って得た知識では、自分の場合はまず抗がん剤治療、その後手術と予想できます。
それがいきなり手術されてラッキーだったのかどうか、今だによくわかりません。
 そのあとの抗がん剤治療は5年位と言われてましたが、3年弱で心身の限界を感じギブアップしました。
シスプラチン+TS-1を5クール、その後はTS-1のみ、合計32クールの抗がん剤治療でした。
 断薬して1年間、CT検査・内視鏡検査・腫瘍マーカー等異常なしでしたが、今年の初めに受けたペット検査で腹膜にがんが見つかり、TS-1を再開にし今に至ってます。
 こんなケースも有りますという愚痴めいた内容で失礼しました。

Re: うちやま様

貴重な情報をありがとうございます。スキルス性胃ガンの治療に明るいようですね。また何か情報がありましたら教えてください。

Re: かなしんぼ様

患者同士の情報交換でしか標準治療以外の治療法を知ることができないなんて、仰る通り、おかしいと思います。医師は、ネットでの情報や患者同士の情報にはエビデンスがなく、誤ったものも多いと嘆く前に、患者に、世の中で行われている様々な治療法について正確な情報を伝える努力をして貰いたいと思っています。私の東京の主治医は、標準治療以外の治療法についてわからないことはわからないと明言しますが、次の外来の時に、調べてわかったことを説明してくれます。

Re: ケーナン様

術後にステージIVが判明したり、スキルス性が判明したりすることが多々あるようですね。切られる側としては、術前にしっかり検査をして万全を期して貰いたいですよね。TS-1が奏功して腹膜のガンが消滅することを祈っています。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: 4/9に秘信をくれた方へ

不安よりも好奇心が勝ってワクワクしています。楽しんできます。

Re: 「胃癌ステージ3辺り」さんへ

本名でコメントをいただいているようですが、コメントを承認してしまうと本名と病状が公になってしまうので、承認するのを控えます。
医師ではないので判断できかねますが、病院によって治療方針が異なりますので、先進医療や臨床試験なども含めて検討されても良いかと思います。

子宮に転移?

親類の30歳女性がスキルス性胃ガンといわれたそうです。詳しくはこれから検査の予定ですが、検査を始めるとそこでの治療が始まるということになりますよね。今は食事をするともどしてしまうらしく、緊急避難的に近くの胃腸科に入院して点滴してもらっています。しかし、今後を考えて病院選びをしなければと思っています。転移なのか、子宮にも何かしらの異常が見られるらしく、胃に加えて、子宮の事も診てくれるところを選ばなければなりません。大学病院なのかなと思いますが、もし同じようなケースのかたの体験談や、病院の情報がありましたらうかがいたいです。
本人が今後、どのような選択を希望するのかわかりませんが、考え得る道を知り、提案したいとおもっています。よろしくお願いします。

Re: ココ家族様

とても心配ですね。お気持ち、お察しします。
コメントでいただいた情報だけでは何とも言えませんが、ビタミン選びに関しては、標準治療を望むか望まないかで変わると思います。どちらを選択するかは、転移の有無やステージ《病期)によって変わると思います。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。